稚貝(種かき)の採取には、ホタテの殻に穴を開け、採苗連(30〜50枚ほど重ねて針金に通したもの)を使用します。7月〜8月の間、海に沈め、海中に漂うかきの卵を殻の間に付着させます。
種付けされたかきは約3ヶ月後、一度海から引き上げ間引きを行います。強い稚貝のみを残し、再び海中に戻します。
吊るされたかきは、海の状態・環境により沈める深さやいかだの場所を変えながら、約2年間、大切に育てていきます。
船にクレーンのような長い柱を立てウィンチで巻き上げ収穫します。収穫されたかきは専用の洗浄機で洗い、泥や付着物を取り除きます。
港に水揚げされたかきは「剥き子さん」と呼ばれる人たちによって、一つ一つ手作業で丁寧に殻から身を剥きます。その後洗浄され、出荷されます。